酒蔵を交流拠点とした新たな取り組み

時代の変遷から、日本酒の消費全体が落ち込む中にあって、日本酒ファンをひとりでも増やすため、様々な取り組みや催しを行ってきました。
気軽に酒蔵を訪れて頂こうと、旅行会社と提携した酒蔵見学やカフェの併設を行い、地域の交流拠点としての役割を担いながら、日本酒への理解を深め、日本酒が持つ独自の価値文化を広く普及し大切にしていくことを使命と考えております。

プロジェクトの概要

蔵人による酒造りの場である「酒蔵」、日本酒文化に触れる直売店&カフェ「酒庵 空」とは、現在それぞれ独立しています。
本プロジェクトでは、この独立した機能をリニューアルし一体化した「酒蔵屋」を設立することを目的としています。そこには様々な機能を設け、より日本酒に触れて頂く機会を提供すると同時に酒蔵を拠点とした町づくりを展望に掲げるプロジェクトです。

【テイクアウト機能を追加】
日本酒カフェ「酒庵 空」は現在、大人の空間として運営しております。メニューも酒蔵ならではの大吟醸の酒粕を使った「チーズケーキ」やノンアルコールの甘酒を使った「甘酒みるく」、手作りの焼き味噌をあてに楽しめる「きき酒セット」など、日常を忘れゆっくりとした時を過ごして頂くため、中学生以下のご利用はお断りしております。
本プロジェクトでは、これまでご要望が多かったテイクアウトの機能を追加し、培ってきたノウハウを基に、大吟醸チーズケーキをはじめ、お客様に大変好評を頂いている独自のスウィーツのラインナップで、ライト層の方でも気軽に「酒庵 空」のメニューをテイクアウトして頂ける機能を追加します。

【休憩スペース&エントランス/アプローチの空間創出】
カフェやテイクアウト・直売所・ラボといったコンテンツをひとつの空間としてご提供します。特にテイクアウト商品や利き酒等は休憩スペースをご利用頂くことで、大正から続く下関酒造の景観や雰囲気をお酒と共にお楽しみ頂けます。
観光バス等で来られるお客様には、特にご利用頂けるものとなっています。

【酒造会社が提供する日本酒ラボ】
誰にでもお酒の好みはあるものです。辛口だったり甘口だったりキレがあったりと、下関酒造が造るお酒を組み合わせて、お好みの日本酒開発を行えます。
―世界にひとつだけの日本酒を特別な人と特別な日に―
日本酒ラボにより、あなたのお酒を造ります。

ビジネススキーム

対象エリア:広島県～下関市～福岡県
対象顧客　:20代～40代の若者、女性、観光客
分配金原資:蔵酒屋事業、カフェ&テイクアウト事業
事業性　　:現在の「酒蔵」や「酒庵 空」は安定的に推移し、下関酒造の総合的な事業展開として本プロジェクトを位置付けています。具体的には下記の訴求性が挙げられます。

■ 当社の発酵技術と米麹、甘酒、酒粕等を使用し自社製造したフレッシュなスウィーツを、従来のカフェだけではなく新たにテイクアウト店舗で販売することで、新しい角度からお客様を呼び込むこむことができます。

■ 年々、個人の観光客が増えつつある下関唯一の酒蔵であることを武器に、酒好きはもちろんのこと、酒にあまり興味がない酒ライト層が訪れやすい雰囲気とスウィーツ、そして若者から熟年層まで、特に女性が十分に満足できるサービスを提供します。

■ 手軽なスウィーツサービスに加え、「搾りたて新酒、貴重な特定名称酒の生酒販売」「酒のブレンド販売」等、初めてのお客様にも酒通にも満足できる、酒蔵直営だからこそ可能なサービスとの相乗効果でお客様に「唯一」を提供します。

天と地の恵みから、美酒を生み出す

日本酒造りは、天と地の恵みを活かし醸します。
そこには、人の技術だけでははかれない、神秘の力が存在します。
―「水」は、地下160メートルより汲み上げる地下水を使用し、酒づくりに最高な「中軟水」を―
―「米」は、田植えから地元農家と共に参加し、実りの秋には黄金色に輝く稲穂から取れる米を―
研ぎ澄まされた心と研鑽をつんだ技術で、日本酒が持つ独自の価値文化を高め皆様のもとに美味しいお酒をお届けします。
下関酒造のお酒をどうぞ存分に味わって下さい。


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リクープシミュレーション

このシミュレーションは営業者の提出した事業計画に基づくシミュレーションです。
売上金額が事業計画を下回る場合、元本の欠損が生じる場合がありますのでご注意下さい。

単位(円)	第1期	第2期	第3期	第4期	第5期
当期売上金額	0	30,000,000	31,500,000	33,075,000	34,728,751
売上金額累計	0	30,000,000	61,500,000	94,575,000	129,303,751
一口当たりの分配金	0	3,100	3,255	3,418	1,312
一口当たりの分配金累計	0	3,100	6,355	9,773	11,084
償還率	0.0%	31.0%	63.6%	97.7%	110.8%

山口ソーシャルファイナンスの担当者からのコメント

現在、山口県のお酒は人気を博し、下関のお酒を代表する下関酒造もその一角を担っています。

桃を思わせる上品な甘い香りと爽やかな味わいの関娘は、山口県の「グルメ」を堪能するには欠かせないものです。カフェや日本酒ラボを一体化した酒蔵の設立は、県内でも初の取組であり、その事業性はとても価値のあるものと考えております。

同業他社状況と比較しても、事業収益に係る計画は適当なものであり、投資家様のご支援によって達成されるこのプロジェクトは、地域社会の発展から日本酒文化の発展に資するものとなっています。