■ このファンドについて

　明治維新発祥の地 萩市で大正3年より清酒「宝船」の製造を開始以来城下町萩で飲まれているお酒の味わいを市内外の人々に知ってもらいたい!

　萩の酒蔵 中村酒造が作る萩の地酒「宝船」は、濃厚な味わいとしっかりした香りが特徴のお酒です。単に飲み口の良さだけでなく、日本酒の風味を堪能できるお酒で日本酒の魅力を伝えていきます。
　このファンドは、「宝船」など中村酒造が生産する自醸酒の事業を対象とし、伝統の製法の存続と昔から愛されている地酒を作るために、自醸酒を生産・販売するための資金を募集します。

■ 営業者について

　中村酒造株式会社は、明治維新発祥の地山口県萩市で大正3年より清酒の製造を開始しました。
当蔵は、長州毛利藩13代当主・毛利敬親公により安政2年に造成された姥倉運河のすぐそばにあります。
春頃には萩の風物詩でもある四ツ手網によるしろうお漁が盛んに行なわれ、新酒の出来上がる頃には漁も最盛期を迎えます。
大漁のしろうおを載せた船を人々が祝い喜ぶ情景に想いを馳せ、幸せや繁栄を願う気持ちが「宝船」という銘に込められています。
初代 中村聞輔が、明治35年に創業以来“地元に根付き、いつまでも変わらずに地元に愛される、本当の地酒”を作り続けています。

■ 萩の地酒「宝船」

萩市周辺は昔から漁業・農業が盛んで、いろいろな特産物があります。当蔵の「宝船」はこれら萩の特産物に合った味わいを醸し出すよう作り続けており、大正時代より萩の方々に愛飲されてきました。
「宝船」は、しっかりした味わいと香りが特徴ですが、大吟醸、吟醸、純米酒、本醸造酒、普通酒と様々な味わいや風味を堪能できる種類を製造しています。
濃厚さやしっかりした香りを醸し出すため、当蔵では「高温糖化酛」という方法を使っています。よく使われる「速醸酛」に比べ手間がかかる方法ですが、伝統の風味を守るため継続しています。

■ 伝統の継承と挑戦

現在当蔵では、若い杜氏が酒造りを引き継いでいます。長く培った手法を守り継ぎ、昔ながらの伝統的な酒造りをしていますが、今の時代に沿うような新しいことも積極的に取り入れ、常に挑戦する姿勢も持ち続けるようにしています。
目指すのは、いつまでも地元に愛されるお酒、を作りつづけることです。
伝統のあるしっかりした日本酒らしい味わいに、飲み口の異なる種類のお酒で日本酒の魅力を提供し、今までの愛飲者に加えて、地元の新しいファンを獲得して、ひいては、萩市内外を問わず日本酒愛飲者のすそ野を広げていきたいと考えます。
中村酒造㈱では、伝統のお酒を作り続けるため経営の改善にも取り組んでおり、その一環として宝船の地元での認知度の向上や新しいファンの獲得のためにクラウドファンディングにチャレンジしたいと思いました。

■ 山口ソーシャルファイナンス担当者のコメント

山口県萩市で昔より愛飲されてきた地酒「宝船」。濃厚な味わいとしっかりした香りは、飲み口の良さだけではない新たな日本酒の魅力を堪能できます。
是非、このお酒を味わってみてください。
伝統の製法を踏襲しつつ、新しい技術も取り入れて、より良いお酒の製造に取り組んでいる中村酒造を皆様で応援しましょう。