山口銀行油谷支店のリニューアル

本ファンドは、山口県長門市油谷にある株式会社百姓庵が、山口銀行油谷支店に併設されるダイニングバルの開業資金を募集するファンドです。

山口、もみじ、北九州の3銀行を傘下に置く山口フィナンシャルグループは、山口銀行油谷支店(山口県長門市油谷新別名960-4)をレストラン併設型の店舗に改装中です。
山口フィナンシャルグループは、傘下3銀行の店舗機能を見直しております。業務の効率化により生まれる銀行店舗内の空きスペースにカフェや保育施設、観光施設などを併設し有効活用していきます。油谷支店の改装はその第一弾の取り組みとなります。

山口銀行油谷支店が位置する油谷エリアは、本州の最西北端に位置しており、棚田が広がる向津具半島や天然の良港である油谷湾といった、豊かな自然に恵まれた地域です。また、近年ではその美しい自然がSNS等で話題になり、景勝地として注目を集めています。

山口銀行は、地元企業である株式会社百姓庵とコラボレーションすることで、油谷エリアの魅力を地域内外のお客さまにアピールすると共に、地産地消を通じた地域活性化を目指します。

■ 改装後の油谷支店のイメージ
山口銀行油谷支店の1階部分の一部を飲食エリアとし、百姓庵が運営するレストランが入ります。「ダイニングバル」レストランとして地元産食材を使ったパエリアや油谷湾の海水を原料にした塩を取り入れた料理などを提供し、お酒も楽しめます。
銀行スペースは窓口1カ所と現金自動預払機(ATM)です(イメージ図右奥の区画)。

「Dining Bar Zen(ダイニングバル ゼン)」を運営する『百姓庵』とは

百姓庵は、2004年6月、自然の中からあらゆる糧を生み出す「Life artist」として、生活を丸ごと豊かにできる「自然のものと暮らす生活」をコンセプトに生まれました。
新しい時代の百姓として、百姓力(百の生きる力(糧))を培い、「百のえん(縁・円・援・宴・園・塩)をつなぐことをテーマに、製塩業、農業、加工業、飲食業など「ホンモノ」にこだわった事業を展開しています。この地域に「百の事業」を生み出し、皆で豊かな自然環境を護っていこうという意識を高め、“ごえん”のある方々全てが楽しく豊かに平和に生きることを目指し事業を行っています(2017年1月法人化)。

～ 百姓庵の井上代表が作る「百姓の塩」とは ～
百姓庵の井上代表は、大手企業などに勤めていましたが脱サラし、「地に足が着いた生活をしたい」、「自給自足の暮らしがしたい」、「生きていくために必要なものは可能な限り自分で作りたい」と思うようになり、自然豊かな田舎に移り住み百姓になりました。そして、いつかは実現しようと考えていた塩づくりにも本格的に取り組む決意をし、塩づくりに最適な場所を求め全国各地を回り、ようやく山口県の西北端にある向津具半島油谷島に行き着きました。
油谷湾は北長門海岸国定公園にも指定されている風光明媚な海岸です。油谷湾には大きな二本の川が流れ込んでおり、海と森の栄養が重なり合う「汽水域」となっています。この栄養豊富な油谷湾の海水から作られる「百姓の塩」は日本でも稀有な、季節によって味の違いが出る塩です。春には春の野山があるように、「海にも海の四季」があります。「百姓の塩」は、生命の源であるミネラルバランスを整えるために、手間のかかる“天地返し”という製法で作られています。

全国でも珍しい『銀行一体型バル』を始めます

この度、新しい“ごえん”をいただき、銀行併設型のバルをオープンすることになりました。
山口銀行×百姓庵のリレーションシップ(共創)により、山口銀行油谷支店の一部を銀行併設型のダイニングバル「Dining Bar Zen(ダイニングバル　ゼン)へとリノベーションし、地域社会に活力(刺激)を与え、新たなコミュ二ケーションとネットワークを創造するコミュニティビジネスを創生します。

「Dining Bar Zen(ダイニングバル　ゼン)」には、スペインの大衆食堂(バル)のような家族みんなで楽しめる「食卓」で「ZEN(ゼン)～禅・善・前・全・然・膳」を見せるという意味合いが込められています。無駄や華美をそぎ落とすことで、「家族や地域の団欒の食卓」、「旬の素材そのものの味わい」、「郷土の食文化」など、大切なものが輝きを増すようにと、命名しました。

■ 土地の恵みを丸ごと楽しむ四季(旬)を味わうダイニングバル
百姓庵自家製野菜×地域の特産品(旬の素材)×アソート塩(バジルソルトやガーリックソルトなど)×シーズニング("調身料"=身体を調える)を中心に、和洋(スペイン)のエッセンスで創作された定番メニューで自然の恵みを丸ごと味わってもらいます。また、歳時記に合った地域食(郷土の伝統食)や催事・祭事の食を提供し、地域の食文化の継承をし、この地域を丸ごと味わってもらいます。

■ 食を通して地域の人々の「わ(和・輪・環)」をつなげる
スペインのバルは大衆食堂のような位置付けで、子供からお年寄りまで楽しめる場所になっています。ここでは同時に、催事やイベント、ワークショップなどを開き、「食卓」空間を通じ、「食選力」、「食事作法」、「地域の食・旬と地産地消」を養う食育・味育のアットホームな交流の場を提供します。
また、通常お出しする料理も、「楽しく食事ができる家族団欒の場」として、旬の食材をシンプル五法(生・煮・焼・蒸・揚)の調理で提供し、お客様が自分で選んだ「旬のお塩」や「アソート塩(バジルソルトやガーリックソルトなど)」などで、お客様同士がシェフとなってワクワクコミュニケーションを取りながら、心のバリアフリーを感じる「食卓」空間で仕上げの調理を行ってもらいます。

【「長」く交流の場として親しまれる「門」(入口)】として、長門市油谷で「Dining Bar Zen(ダイニングバル　ゼン)」をオープンするための開業資金を募集します。

■ 井上代表の想い
山口銀行×百姓庵のリレーションシップによるダイニングバルの運営を通し、新たなコミュニケーションとネットワークを創造することによって人材の交流と知的交配の機会を増やし地域社会に活力を与えることを目指します。そして長門の自然の循環から生み出される食材を旬にこだわり四季を味わえるレストランとして、地域の食育、団欒、地産地消に貢献したいと思います。
是非長門の雄大な自然の素晴らしさを味わいにダイニングバルZenにお越し下さい。



～提供予定の料理は下記の通りです。～

■ 主要なメニュー(予定)
メニュー一品に対して、アソート塩を一つ選んでいただき様々なお塩で料理を楽しんでもらいます。
例)バジルソルト、アーモンドソルトなど

< ランチメイン >
・Salパエリア(選べるトッピング式パエリア)⇒ベースにお客様自身でトッピングしてもらうパエリアになります。

< カフェメイン >
・Sal-Zenデザート/デザート三種盛り
・Sal ぱふぇ 大人のこーひーぜりー⇒四季の塩そふとのパフェで、エスプレッソをかけたほろ苦いコーヒーパフェになります。
・Sal ぱふぇ 美肌のとまとぜりぃ⇒四季の塩そふとのパフェで、自家製トマトゼリーの美肌トマトパフェになります。
・Sal ぷりん⇒豆乳プリンをそのまま、お塩をかけて、黒蜜で、と三段階で楽しんでもらいます。
・Sal まるちー⇒バスクチーズケーキを人丸(地名)風にアレンジ。焼きたてとろとろチーズケーキになります。

< ディナーメイン >
・Sal パエリア
・Sal-Zenタパス/小皿料理の三種盛り
・自家製ソーセージ
・自家製ベーコン
・旬の自家製野菜のチャコールグリル
・アヒージョ
・生ハム盛り合わせ
・カルパッチョ
・Sal-Zen「旬」のおさしみ
・時季のおすすめメニュー(魚・肉・野菜)
など

< 平日限定 >
・平日昼からほろ酔いセット:平日営業のみ(金曜日を除く)⇒日替わりピンチョス、選べるカリカリ、ミニパエリア、ドリンク

店舗概要

・開店日:2019年7月29日(月)
・店名:Dining Bar Zen(ダイニングバル　ゼン)
・場所:山口県長門市油谷新別名960-4　山口銀行油谷支店内
・立地:JR山陰本線人丸駅前
・営業時間:月・火・水:11:00～17:00、金・土:11:00～22:00、日:11:00～21:00
　　　　　　※木:定休日
なお、2019年9月1日(日)より、下記の通り営業時間が変更となります。
　　　　　 月・火:11:00～17:00、金・土・日:11:00～21:00
　　　　　　※水・木:定休日
2020年1月以降の営業時間帯が上記の場合、事業計画売上は(※変更後)のパターンとなります。
・席数:27席(テーブル18席、カウンター9席)

【 (※募集開始時)事業計画売上:月額　1,962,000円 】
≪ 平日:月曜日・火曜日・水曜日 ≫
ランチ:客単価　　　1,000円×　20人×　12日= 240,000円/月
カフェ:客単価　　　　800円×　10人×　12日= 96,000円/月

≪ 金曜日・土曜日 ≫
ランチ:客単価　　 1,500円×　33人×　 8日= 396,000円/月
カフェ:客単価　　 　800円×　 20人×　 8日= 128,000円/月
ディナー:客単価　　3,000円× 25人×　 8日= 600,000円/月

≪ 日曜日 ≫
ランチ:客単価　　　1,500円×　33人×　4日=198,000円/月
カフェ:客単価　　　　800円×　20人×　4日=　64,000円/月
ディナー:客単価　 3,000円×　20人× 　4日=240,000円/月

【 (※変更後)事業計画売上:月額　1,730,000円 】
≪ 平日:月曜日・火曜日 ≫
ランチ:客単価　　　1,000円×　20人×　8日= 160,000円/月
カフェ:客単価　　　　800円×　10人×　8日= 64,000円/月

≪ 金曜日・土曜日・日曜日 ≫
ランチ:客単価　　 1,500円×　33人×12日= 594,000円/月
カフェ:客単価　　　800円×　20人× 12日= 192,000円/月
ディナー:客単価　3,000円× 20人× 12日= 720,000円/月

【 ターゲット 】
※平日(ランチ・カフェ)
・地元の主婦やアクティブシニア主体に創作パエリアやオリジナルデザートを提供
※金曜日・土曜日・日曜日(ディナー中心)
・二世代、三世代の地元家族連れや観光客(温泉地の素泊まり客)主体

日本の食文化や伝統料理、旬や四季を大切にしている方。食事と食卓時間を大切にしたいと考えているお母さん。仕事と子育てを両立している親御さん。普段偏りがちな食生活を送っている一人暮らしの方。などに向けて情報発信をしていき、集客につなげていく予定です。また、毎月一日だけの限定スイーツ販売や「旬」の食材のフェア、年金の日のお楽しみメニューの展開など、地元の方や観光客も楽しめるイベントなども企画中です。

山口ソーシャルファイナンス担当者のコメント

今回の「ダイニングバル」事業は、山口フィナンシャルグループが「業務を効率化しながら店舗を新たなサービス拠点に転換する」第一弾の取り組みです。
山口銀行と百姓庵がコラボレーションするこの取り組みが、人の流れを生むきっかけとなり、地域住民や観光客などを広く呼び込み、地域の“にぎわい”創出を後押しするでしょう。
皆さんも、百姓庵で育てた野菜や地域の特産品を百姓庵ならではの味付けで是非一度ご賞味ください。
百姓庵が運営する「Dining Bar Zen(ダイニングバル　ゼン)をよろしくお願い致します!